キャンプを始めるときに、最低限そろえなくてはならないアイテムがいくつかありますが、
テントやタープもそのひとつです。
しかし、
と考えるかたも多いと思います。
ここでは、キャンプで快適に過ごすためのテントやタープ、人数やスタイルごとの選び方・おすすめ記事などを紹介していきます。
キャンプで快適に過ごすためのテントの種類は?
キャンプでは、ハンモックだけで一晩過ごされる方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はテント内でコットやマット、寝袋をつかって就寝されると思います。
テントは、寝室としての使い方のほか、プライベート空間として、日よけ風よけとしてなど、まさにアウトドア空間での部屋・家の役割をはたします。
テントの選び方
ここでは、テントの選び方について紹介していきます。
人数・大きさ
出典:Amazon
最も大きく分かれるのがキャンプの人数です。
最近注目のソロキャンプから、ファミリーキャンプ、グループキャンプなど人数によって適したテントの種類や大きさが変わります。
必要な人数に応じた寝室部分の大きさはもちろん、日中過ごすリビング空間のあり方も大きく変わってきますので、キャンプに参加される人数に適したテントを選ぶようにしましょう。
テントの構造
テントの構造は様々なものがありますが、快適な室内空間が魅力のドーム型やおしゃれでシンプルさがウリのワンポールテント、ソロやデュオで注目があがっているパップテントなど、それぞれ使い勝手の特徴も違います。
特に、見た目の雰囲気はテントの構造の種類によって大きく変わりますので、自分の好みとキャンプスタイルにマッチしたものを選ぶようにしましょう。
材質・耐水性能
テントにはナイロンやポリエステルをメインとした化学繊維のものと、綿(コットン)と化学繊維の混合(ポリコットン/TC)などのものがあります。
出典:楽天市場
通常、化学繊維のものは耐水圧が高く雨に強い特徴があり、綿を用いたものは吸湿性が高いので結露しにくく、火の粉で穴が開きにくいといったメリットがあります。
焚き火をガンガンやりたいといった方にポリコットン製のものがウケていますが、雨には弱く乾きにくいのでメンテナンスの手間もかかります。
フロアあり・フロアレス
テントの特徴で、大きく違う部分は床があるか無いかです。
一昔前は、床がしっかりあるテントで、前室といわれる部分のみフロアレスのものが主流でした(ツールームテントなど)が、最近では、オールフロアレスのテント(シェルターともいう)にコットや小型のテントを入れ込んで使用するスタイル(カンガルースタイル)などのバリエーションも目立ち始めました。
フロアありのテントは、虫や汚れと無縁の室内空間を得られる事が最大のメリットですが、フロアレステントでは、土足のままどんどんテントに出入り出来るアクティブさがウリとなります。
キャンプのテントの種類は?
ここからは、テントの構造別の種類を紹介していきます。
ドームテント
ドームテントは一昔前までは主流のタイプで、現在でもその機能と性能から、たくさんのキャンパーに愛用されています。
フレームの張力を用いてテントを立ち上げる構造で、天井空間が広くサイドウォールの立ち上がり角度も直角に近いため、とても快適な室内空間が魅力です。
シンプルなクロスフレームのドームテントは、初心者でも建てやすく、どんな方にもおすすめできるテントのタイプです。
ワンポールテント
ワンポールテントは最近注目を浴びていますが、ドーム型より歴史は古く、ティピーというアメリカの先住民族の住居ともなっていた方式のテントです。
ぐるっとまわりをペグで留めて、中央を一本のポールで持ち上げる構造で、コツをつかめば一人でも簡単に設営できるのが魅力です。
見た目のおしゃれ度もとても高く、注目がグッとあがっているのは、そのスタイリングゆえですね。
大型のものはグランピングでも大人気となっています。
ツールームテント
テントとスクリーンタープをひとつにまとめたようなもので、ひとつで二つ分の使い勝手ができる手軽さから人気となっています。
そのフロアレスの前室をリビングとして、フロアありのインナーテント内を寝室として使えるので、様々なキャンプスタイルに対応する事ができるのが魅力。
大きくドームタイプとトンネルタイプがあります。
パップテント
ソロキャンプブームから、無骨スタイルが注目となりパップテントが一気に人気となりました。
もともとは軍隊が使う一人~二人用のテントですが、キャノピーを開けてタープ・シェルターのように、フルクローズでテントのようにと、超小型の2ルームテントのように活用する事ができます。
近年最注目のギアとなっています。
キャンプで快適に過ごすためのタープ・シェルターの種類は?
キャンプは、テントだけでも楽しめますし、ツールームテントがあれば、タープやシェルターなどは必要ないかもしれません。
しかし、日中過ごす開放感の高いプライベートスペースの確保や、パーティールーム、大きなサンシェードなどとして、タープがあると快適さが違いますし、キャンプサイトの展開に幅も広がります。
タープ・シェルターの選び方
ここでは、タープ・シェルターの選び方について紹介していきます。
人数・大きさ
出典:楽天市場
タープ・シェルターもテントと同様、人数を考慮しますが、同時にタープ下に配置したいファニチャーや火器類などの設営を考える必要があります。
また、突然の雨などのときに、スクリーンタープ内へツール類をしまう事ができると格段に快適度があがりますから、キャンプサイト内でおさまる範囲で大きめのほうがタープ・シェルターは使い勝手が良いでしょう。
迷ったらワンサイズ大きめを選ぶと後悔が少ないかと思います。
構造・形状
大きく一枚布タイプとしてヘキサタープ・レクタタープ・ウィングタープなどと、テント型のスクリーンタープ・シェルターとに分かれます。
開放感が高く設営の簡単な一枚布タイプ、虫よけ・風よけとして快適なテント型と分けて考えるとよいでしょう。
開放感が高く設営が簡単、軽量コンパクト
テントタイプ:スクリーンタープ・シェルター
虫よけ・風よけと機能面で優秀
材質・耐水性能
テント同様、タープにもナイロンやポリエステルをメインとした化学繊維のものと、綿(コットン)と化学繊維の混合(ポリコットン/TC)などのものがあります。
最近では、テント以上に焚き火のそばで使っても安心感が高い、ポリコットン製が重宝されていますが、やはり雨には弱いですし、濡れた時のメンテナンスも手間がかかります。
自分のキャンプスタイルにあわせて選択しましょう。
キャンプのタープ・シェルターの種類は?
ここからは、テントの構造別の種類を紹介していきます。
ヘキサタープ
タープといえばコレというぐらい定番です。
同じ一枚布のタープにレクタ(長方形)とウィングタープ(ひし形)などがありますが、二本のポールを軸に均等に張力を得られるヘキサゴン(六角形)のヘキサタープは最も美しく機能的なタープといえます。
様々なメーカーからヘキサタープはリリースされていますが、特に美しく張れて強度が高いものなどが人気となっています。
スクリーンタープ・シェルター
ほとんどのスクリーンタープには、フルメッシュ・フルクローズ・フルオープンの機能がついており、フロアレスの多機能テントのような使い方が可能です。
夏場の日よけ・虫よけから、寒い時期の風よけなど、快適なプライベート空間を確保するのにとても便利なアイテムとなっています。
シェルターはスクリーンタープと同義とされていますが、フルクローズド可能で必ずしもメッシュ機能に重点をおいていないものが多いです。
特に、冬場に薪ストーブなどを入れられるように煙突穴が開いているものなどが人気で、フロアレスのテントと境目がなくなっている場合もあります。
テント・タープ・シェルターの種類や特徴のまとめ!
キャンプで快適に過ごすためのテントやタープ、人数やスタイルごとの選び方・おすすめ記事などを紹介してきました。
テントやタープは、キャンプにおけるシンボリックなアイテムとして、まさに中心ギアの一角です。
機能や性能、適した人数やキャンプスタイルはもちろん、自分の好みにあったデザインやカラーのテントやタープを見つけて、楽しいアウトドアライフを楽しみましょう。