タープが無くても快適にキャンプができる2ルームドームテントは、定番アイテムの代表です。
インナーテントのほかに広いリビングスペースを備えているのが特徴で、これ一つでサイトが完結するツールームテントでキャンプしたいですよね。
でも、
と思われる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
ここでは、そんな方のために
について紹介していきます。
ツールームドームテントの選び方と比較のポイント
ここでは、ツールームドームテントを選ぶときに注目すべき、6つの比較のポイントを紹介いたします。
ツールームドームテントは、広いリビングをもつのが特徴ですから、この特徴を最大限に生かせる仕様のものをチョイスしていきましょう。
居住スペースの大きさ
出典:楽天市場
最大の魅力であるリビングスペースは必ずチェックしましょう。使用人数にもよりますが、置きたいファニチャーやキッチン関連などのレイアウトを想定して失敗の無いように選ぶ必要があります。
また、当然ですが寝室部分のサイズも重要です。こちらは使用人数+1~2名くらいの表記を基本に、マットやコットなどのサイズも頭に入れて選ぶようにします。
フライカバー方式・スリーブ吊り下げ方式
出典:楽天市場
ツールームドームテントには大きく二つの方式があり、組み上げたフレームにフライシートを被せるものと、スリーブにフレームを通してからフライシートごとフレームを立ち上げる方式に分かれます。
フライを被せるものは、フレームの組み立てが楽でスタンディングテープなどで自立するものなら、この状態で移動したり微調整できるのがメリットですが、フライシートをフレームに被せるときに高さが必要で、一人では厳しいときもあります。
スリーブの吊り下げ方式は、逆にフレームにフライシートを被せるような高さのある作業はありませんが、フレームを立ち上げるときに幕体ごと持ち上げるので、重く力が必要となります。
入口や窓・メッシュ・ベンチレーターなど
出典:楽天市場
入口の数は、直接的な使い勝手にあらわれますが、侮れないのが風通しです。
夏の暑い時期に熱気がこもってしまえば、とても快適に過ごせませんし、空気の流れが悪ければ結露も酷くなります。
フライシートのメッシュ構造はもちろん、インナーテントの窓やメッシュもチェックしておきましょう。
建てやすさ
サイズやフライの方式によって、建てやすは大きく変わります。
また、貼り縄の数やスカートのペグダウン数、スタンディングテープの有無やフレームの構造など、一見同じようにみえても、設営の手順や方式は意外に異なります。
ツールームテントは、一人で建てるのはなかなか難しいものが多いですが、二人で作業してもとても時間がかかるものもありますので、口コミや動画を参考にチェックしましょう。
フライ耐水圧とボトム
どんなテントでもそうですが、雨が多い日本では、水に対する性能は重要です。
特にフライシートと、インナーテントボトムの耐水圧性能は、高いに越したことはないでしょう。
重量と収納サイズ
こちらは、ある程度覚悟しなければなりません。
基本的にツールームドームテントは、重くかさばるアイテムです。
ソロテントやツーリングテント、山岳登山用のテントなどを購入するときのように、重要視する必要はないでしょう。
初心者向けのツールームドームテントの特徴
初めて、ツールームドームテントを購入するのであれば、フライシートを被せるときは苦労しますが、フライカバー式のオーソドックスなものをおすすめします。
理由は、フレームの組み立てとフライシートの設営工程を分割できるので、作業を理解しやすいからです。
また、サイズは少し大きすぎると思うくらいで、入口や窓の数が多いものが良いでしょう。
ここで、紹介している中では、小川のティエラやコールマンの2ルームハウスが失敗が少なくおすすめです。
人気のツールームドームテントのおすすめランキング
ここからは、キャンプに人気のツールームドームテントのおすすめアイテムについて紹介していきます。
1位:ogawa(オガワ) campal ティエラ ラルゴ/リンド
いわずと知れた、小川テントの傑作「ティエラ」のフラッグシップモデルです。
ツールームドームテントのブームを作り上げた初代ティエラの販売からすでに20年弱経ちますが基本的な構造は変わらず、いかに完成度が高かったかが伺えます。
重く一人では建てにくいなど欠点もあるものの、その居住スペースはリビング・寝室とも妥協はなく、まさにドーム式のオーナーロッジといえるでしょう。
キャノピー下でタープ無しキャンプをしているときに急に雨に降られても、囲炉裏テーブル・キッチンテーブル・ジャグやツーバーナーなど、全てをリビング内に入れる事もできます。
1位の理由は、上記のツールームテントとしての完成度の他、驚くほどの耐久性です。
幕体やボトム・フレームなどの素材・縫製がやりすぎなくらい丁寧でしっかりしており、私もティエラⅡを15年ほど愛用していますが、全くへこたれる様子がありません。
展開サイズも大きいので、平で広い場所が必要になるのがネックです。
ラルゴでは大きすぎるという方には、3人用のリンドもあります。
ティエラ ラルゴ
出典:楽天市場
素材:グランドシート/PVC(耐水圧10000mm以上)、ポール/アルミ径16mm、アルミ径14.5mm
サイズ:620cm×310cm×高さ210cm
収納サイズ:80×45×40cm
重量(付属品除く):22.0kg[内容]フライ/約9.0kg、インナーテント/約6.3kg、ポール/約6.7kg
カラー:サンドベージュ×ダークブラウン
付属品:張り綱、セルフスタンディングテープ、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋、ライナーシート、張り出しポール(170cm)×2
■口コミ・レビュー
10年以上使用したコールマンのテントからの住み替え。色々な評判を参考にティエラ ラルゴを選択。決め手は居間と寝室の一体感でした。これまで利用してきたテントは居間とリビングを別々に張って合体させるようなタイプでしたので、設置の手間や隙間が多く虫や雨の問題を解消したくての住み替えとなりました。アルミフレームのテントは初めてだったので、テンションを掛けながらの組み立ては気持ちがいいものではありませんでした。グラスファイバーのように軽くしなやかに曲がるわけでは無いので、曲げるのが怖かったです。取説とネットの情報も参照にしながらの組み立ては予想よりも簡単でした。希望通りに今と寝室の一体感は得る事が出来ましたが、特に感動するような機能も無く、特筆するところもありません。ゲリラ豪雨に複数回遭いましたが、雨はもちろん、風にも問題ありませんでした。強く印象に残ったのはタイトルに書かせて頂いたように僅かな地面の部分的な傾斜や起伏がテントを大きく歪ませてしまう事です。アルミフレームが強固であり、シートも丈夫なだけに、それぞれ融通が利かずシートとのマジックテープでの結合に無理が生じやすいと感じました。もちろん真っ平なところでの設営が基本だとはおもいますが。あくまでも個人的な感想ですのでご容赦下さい。シックな色はとても気に入りました。
出典:Amazon
ティエラリンド
出典:楽天市場
素材:フライ/ポリエステル75d(耐水圧1800mm)、インナー/ポリエステル68d、グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1800mm)、ポール/6061アルミ合金(直径13mm)
付属品:張り綱(2m×6本)、アイアンハンマー(1丁)、スチールピン(25cm×20本)、スタンディングテープ、収納袋
収納サイズ:約70×28×28cm
収容人数:3人用
幕体仕様:シームシール(防水)加工、UVカット加工、テフロン(撥水)加工、内幕/ポリエステル
■口コミ・レビュー
ツールームで設営が簡単です。
女性ソロキャンパーですが、とても気に入っています。
風が弱い時は、ペグを打たなくても、フライまで組み立て可能。
なので、あらかた組み立ててから、正面の景色を睨みつつ、ベストな設営場所を選ぶことができます。
たまに、設営して中にチェア入れたら、あれ、ちょっとずれたなー、とかあるので、隠れたメリットかと思います。
自立式だから、風がなければ、ノーペグで設営、後からペグで固定か充分可能です。
インナーテントも、中で立てるので、とても便利ではありますが、インナーを使わずに、カンガルースタイルでステイシー などのインナーテントをインストールすると、大人3人くらいなら余裕で前室で寛ぐこともできます。
色々な幕とご縁ありましたが、ティエラリンドでしばらく落ち着いて、キャンプを楽しみたいです。
出典:Amazon
2位:ロゴス(LOGOS) 3ルームドゥーブル XL
もはやツールームテントとして紹介するのも疑問なほど、クレイジーなテントです。
もともとのシェルター+ドームテントのようなスタイリングに、ハネあげキャノピーがスクリーンタープのように展開されます。
居住空間は問題なく満点ですが、設営と展開がやや複雑なのと、広いテントサイトが必要になる事は踏まえておきましょう。
出典:楽天市場
サイズ:(約)幅300×奥行622/520×高さ205cm インナーサイズ:(約)幅270×奥行270×高さ170cm
収納サイズ:(約)幅63×奥行27×高さ54cm
主素材:[フレーム] 6061アルミ [キャノピー] スチール [フライシート]難燃性バルキーポリタフタ(耐水圧2000mm、UV-CUT加工) [インナーシート]ポリタフタ(ブリーザブル撥水加工) [フロアシート]ポリオックス(耐水圧3000mm) [メッシュ]デビルブロックST(インナー除く)
■口コミ・レビュー
このテントの大きさに比べて軽いと思います。
かなり大きくてファミリー向けです。
1人での設営も不可能ではないとは思いますが、2人でやった方がいいと思います。
一つに纏めると重いので、ポールと幕は別にしています、そうすれば重さはあまり気になりません。
ただ、1番最初に梱包された時みたいに、
収納袋の中にポールとフロアーシートをしまうのは不可能に感じます。
広くて家族も満足しているので星5つです。
出典:Amazon
3位:コールマン(Coleman) テント タフスクリーン2ルームハウス
コールマンの王道2ルームテントです。
往年のコールマンスクリーンタープを彷彿させるリビングとドームテントをつなげたような、ツールームで、基本的な機能は十分備えています。
価格もとても抑えられており、手が出しやすいのもポイントですが、コールマンブランドなのでアフターサービスやパーツの取り寄せなどにも安心感がるのも良いですね。
出典:楽天市場
重量:約16kg
耐水圧:フライ/2000mm、フロア/2000mm
定員:4~5人
付属品:キャノピーポール×2、ペグ:プラスチック8本、スチール20本、ロープ、ハンマー、収納ケース
■口コミ・レビュー
決めた理由は、やはりコールマンという誰もが知っているメーカーである安心感と金額ですね。2ルームでこの値段はかなりお値打ちだと思います。
そして居住空間の広さです。このテントは大人4〜5人用で我が家は、大人2人子ども3人(小3と園児2人)の5人家族なので、今の子ども達の大きさならちょうど良いです。全員小学校に上がったら、ちょっと手狭になるかもです。ただ、この価格のテントにしては広いです。
もっと金額の高い2ルームテントと比べてもインナーサイズはほとんど変わりません。ファミキャンのファーストテントとしてはホントに最適だと思います。リビングスペースも120センチのテーブル置いて、イスを5脚置いてますが余裕です。お座敷スタイルならもっと広々使えます(^o^)2回ほど強風の時がありましたが、しっかり耐えてくれました(=’∀`)テントは結構揺れましたが、30センチの鍛造ペグとガイロープでバッチリでした!最初から付属の物は正直あんまり使い物になりませんでした。地面が柔らかいのもあったせいか、くっるっと回ってしまったりすぐ抜けてしまいました。みなさん言われているようにペグとハンマーは買い足して下さい。
出典:Amazon
4位:スノーピーク(snow peak) ランドロック
非常に広く高いツールームテントですが、スリーブ吊り下げ式なので、組み上げたフレームにフライシートをかけるような高所作業を必要とせず建てる事ができます。
出入口や窓が多数あり、シェルターとして利用しても使い勝手は上々です。
やや高額なのが難ですが、永く付き合えば手放せないほど愛着もわいてきます。
出典:楽天市場
●セット内容:本体、インナールーム、Aフレーム(×2)、Cフレーム(×2)、センターフレーム、リッジポール、セーフティーベルト(×2)、ジュラピンペグ(21cm×27)、自在付ロープ(1.5m×2、2.5m×4、3.5m×6)、シームグリップ剤、ペグケース、フレームキャリーバッグ、キャリーバッグ、コンプレッションベルト(×2)
●収納ケースサイズ:キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm
●重量:22.0kg(付属品含む)
■口コミ・レビュー
もっぱら宴会場として設営してます。テーブルを3個並べて周りに椅子や荷物を置いても何とかなります。
横風もブロックしてくれるので冬キャンも行けます。豪雨でも耐えてくれるので、天候の影響を気にせず過ごせます。
その代わり、風通しが悪いので真夏の日中は暑いです。そして結露は避けられないので、大きいぶん乾燥に時間かかります。いいとこばかりではないけど、非常に屈強で頼れるテントです。
出典:Amazon
5位:ogawa(オガワ) テント ファシル
ツールームドームにシンメトリー構造を採用したモデルです。
どちらから見ても同じ形なので、インナーテントの配置の自由度が高く、シェルターとしての使い勝手もばっちりです。
また、ポール類も対称なので、設営時の迷いも少なく、メッシュ時の風通しやクローズ時の耐風性もバランスも最高。
こちらも、スリーブ吊り下げ式なので背の低い方でも設営が楽です。
出典:楽天市場
付属品重量: 約3.1kg
[内 容] フライ:約6.0kg、インナーテント:約2.7kg、
ルーフフライ:約0.6kg
ポール:約4.3kg
■素 材/フライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
ルーフフライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
インナーテント:ポリエステル68d
グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
ポール:6061アルミ合金φ14.5mm、7.9mm
■収納サイズ/72×30×30cm
■カラー/サンドベージュ×ダークブラウン
■付属品/ルーフフライ、張り綱、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋
■口コミ・レビュー
女の私でも持てなくもないですか車に積載する時に腰より上に上げる時に辛く重たいです。設営するのは簡単でポールは4本同じで悩むことなく差し込み立ち上げるだけ。ペグを打つ箇所が多いですが風を見て減らしてます。素材もさすが小川さんで生地がしっかりしていて縫製も丁寧です。広さは2人で使用して丁度良い感じです。雨でも中で寛ぐことができます。漏れなしでした。ペグとロープとペグハンマーまで入ってるとは思わなかった。気に入ってます。
出典:Amazon
6位:ホールアース Whole Earth DURA W
個性的なアイテムで人気を博すホールアースの、オリジナリティーの強いフォルムとカラーリングのツールームテントです。
流線形の高いドームは、天井の高さが一定ではないなどのデメリットもありますが、キャンプ場での目立ち度は群を抜いているでしょう。
かぶりがイヤな方には特におすすめです。
出典:楽天市場
【フライシート】ポリエステル(耐水圧3,000mm、撥水加工、防水シームシール加工、UPF50+、裏側シルバーコーティング、難燃加工)
【インナーテント】ポリエステル(耐水圧5,000mm、撥水加工)
【フロアー】ポリエステル(耐水圧5,000mm、撥水加工)
【フレーム】(メインポール)ジュラルミン(ブルー×2本) (サブポール)ジュラルミン(イエロー×2本) (リアポール)ジュラルミン(イエロー×ブルー×1本) (前室ポール)スチール(黒×2本) (リペアポール)ジュラルミン
【ペグ】スチール
【ロープ】ポリプロピレン
【収納袋】ポリエステル
●サイズ:【使用時サイズ】(約)W330×D645×H200cm 【インナーサイズ】(約)W310×D270×H160cm 【収納時サイズ】(約)W66×D29×H29cm
●重量:(約)13kg
●定員:4~5人用
●付属品:ペグ、張り網ロープ、収納袋、リペア用ポール
■口コミ・レビュー
実店舗で現物を見てから購入しました。とにかく広くて家族5人でも快適でした。ポールの色分けや自在付きロープなど設置しやすく助かりました。多数派の緑色のテントの中に我が家のテントがある風景は少々特別感がありました。
別途ペグを購入していましたが、いざ開封してみると付属のペグも太くて丈夫そうでした。
出典:楽天市場
7位:キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CS ツールームドーム
おなじみパール金属キャプスタからの、リーズナブルツールームテントです。
寝室部はドームで、リビングがトンネルタイプとハイブリッドなのも特徴で、中型ながら背の高い広い居住空間を持っています。
カラーリングの好みが分かれますが、良くできた構造のテントです。
重量:(約)9.5kg
材質:フライ:ポリエステル70D(PU1,000mm)、 インナー:ウォール=ポリエステル70D(通気性撥水・防水)、 グランドシート:ポリエステル150D(PU1,000mm)、 メッシュ:ポリエステルノーシームメッシュ、 ポール:Φ11.2mmグラスファイバー
パッキンサイズ:(約)65×21×23cm
■口コミ・レビュー
今回、夫婦二人で、大きすぎず、でも中に荷物を入れても余裕があるぐらいの大きさのテントをいろいろ探していました。リーズナブルなものを探していたのでなかなか見つからず、ようやく気に入ったものが見つかった感じでした。そして、雨が降っても大丈夫なように、就寝部分の前に空間が欲しかったので、使ってみて本当に良かったです。これなら金額的にもお勧めできます。
出典:Amazon
ツールームドームテントの魅力
ツールームドームテントは、インナーテントのほかに広いリビングスペースを備えており、これらを一つのフライシートで覆っているのが特徴です。
シェルター内でインナーテントを使うカンガルースタイルを一つのテントで簡単に実現しているような、ツールームは一つのテントで全てが完結するので、結果的にスピーディーなサイト構築が可能で、荷物もコンパクトになります。
ツールームテントは、トンネルテントやかまぼこテントと呼ばれるタイプもありますが、自立し、風にも強いドームタイプは今でもやはり最強といえます。
是非、あなたも最高のテントといえるツールームドーム型を使ってみてください。
人気のツールームドームテントのまとめ
ツールームドームテントのおすすめアイテムや初心者の選び方、比較方法などを紹介してきました。
タープを使わなくても快適にキャンプができるツールームは、ファミリーやグループキャンプにもおすすめです。
ぜひ、自分のキャンプスタイルに合ったテントを見つけてください!