2ルームトンネルテントは、タープ・シェルターを必要としないほど、広い居住空間が魅力です。
かまぼこ状のツールームトンネルテントは、ツールームドーム型よりも前後部分の立ち上がり角度が直角に近く、より広々とした上部空間を楽しむことが出来るので、一度はやってみたい気になるキャンプスタイルですよね。
でも
と思われる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
ここでは、そんな方のために
について紹介していきます。
ツールームトンネルテントの選び方と比較のポイント
ここでは、ツールームトンネルテントを選ぶときに注目すべき、5つの比較のポイントを紹介いたします。
ツールームトンネルテントは、広い居住空間をもつのが特徴ですから、この特徴を最大限に生かせる仕様のものをチョイスしていきましょう。
リビングスペースの大きさ
出典:楽天市場
最大の特徴である、テント内空間のサイズは必ずチェックしましょう。
特にリビングスペースは重要で、自分の手持ちや購入予定のファニチャー・キッチンアイテムのレイアウトを想像しながら検討する必要があります。
タープなしキャンプだと、突然の雨などで出来るだけ幕内にギアを取り込みたい時がありますから、キッチンテーブルやバーナースタンドなど濡らしたくないものを入れた状態でも、椅子に座れるぐらいの広さがあると非常に快適です。
また、当然ですが寝室部分のサイズも重要です。こちらは使用人数+1~2名くらいの表記を基本に、マットやコットなどのサイズも頭に入れて選ぶようにします。
側面の立ち上がり角度
出典:楽天市場
こちらも、居住空間に関するものですが、トンネルテント最大の魅力はテント断面が四角形に近いほどの上部空間です。
デザインなどにもよりますが、あまりアーチが強いものだと、せっかくのトンネルテントの魅力が十分に引き出せません。
側面の立ち上がり角度が直角に近く、天井がスクエアなものが広く快適に過ごすことができます。
入口や窓・キャノピー・メッシュ・ベンチレーターなど
出典:Amazon
入口の数は、直接的な使い勝手にあらわれますが、侮れないのが風通しです。
夏の暑い時期に熱気がこもってしまえば、とても快適に過ごせませんし、空気の流れが悪ければ結露も酷くなります。
また、ツールームトンネルテントは、シェルターとしての使い勝手も抜群ですが、この場合も開口部が多いほど展開幅も広がり、使い勝手が深まります。
建てやすさ
サイズやフライの方式によって、建てやすは大きく変わります。
また、貼り縄の数やスカートのペグダウン数、スタンディングテープの有無やフレームの構造など、一見同じようにみえても、設営の手順や方式は意外に異なります。
トンネルテントは、張り縄の張力を利用して建てるものが多く、自立しないのがほとんどですから、一人で建てるのはなかなか難しいです。二人で作業してもとても時間がかかるものもありますので、口コミや動画を参考にチェックしましょう。
フライ耐水圧とボトム
どんなテントでもそうですが、雨が多い日本では、水に対する性能は重要です。
特にフライシートと、インナーテントボトムの耐水圧性能は、高いに越したことはないでしょう。
重量と収納サイズ
こちらは、ある程度重く大きい事を覚悟しなければなりません。
基本的にツールームトンネルテントは、重くかさばるアイテムです。
ソロテントやツーリングテント、山岳登山用のテントなどを購入するときのように、重要視する必要はないでしょう。
初心者向けのツールームトンネルテントの特徴
初めて、ツールームトンネルテントを購入するのであれば、情報が多いメジャーアイテムがおすすめです。
一般的なテントに比べ、どうしても複雑になりがちなツールームトンネルテントですが、メジャーなものは、youtubeなどで建て方を説明しているものも多いですし、SNSで展開例などを知るのも簡単です。
また、サイズは少し大きすぎると思うくらいで、入口や窓の数が多いものが良いでしょう。
ここで、紹介している中では、小川のアポロンやスノーピークのエルフィールドが失敗が少なくおすすめです。
人気のツールームテントのおすすめランキング
ここからは、キャンプに人気のツールームトンネルテントのおすすめアイテムについて紹介していきます。
1位:ogawa(オガワ) テント アポロン
大人気の大型シェルター兼ツールームトンネルテントのアポロンは、強度と剛性の高いシンプルなフレームレイアウトで、広く快適な空間が魅力です。
サイドパネルの巻き上げやキャノピー化が可能で、大人数の宴会場としても非常に便利。
1位の理由は、やはり小川ならではの丁寧な造りと耐久性と、そのシンプルなフォルムならではの使い勝手の良さです。
キャンプサイトでの目立ち度も抜群ですから、是非手に入れてみてください。
出典:Amazon
素材:グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1800mm)、ルーフフライ/ポリエステル75d
素材:メインポール/アルミ径19mm×2、径17.5mm×2、リッジポール/アルミ径14.5mm×3
サイズ:435cm×320cm×高さ205cm、収納サイズ/80×45×35cm
重量(付属品を除く):23.0kg[内容]フライ/約10.7kg、ルーフフライ/約1.2kg、インナーテント/約3.2kg、ポール/約7.9kg
カラー:サンドベージュ×ダークブラウン
■口コミ・レビュー
さすが小川テント良いですね。生地の質感とテントの剛性、日本の気候に合わしたデザインとても良いです。他の人にも珍しがられます。ただ設営時は一人は馴れないと時間が掛かるし、ポールの差し込み時は相当力が要ります。
それだけですかね。気入ってます。
出典:Amazon
2位:スノーピーク(snow peak) エルフィールド
スノピのエントリーキャンパー向け2ルームシェルターで、コスパの良いアイテムです。
4本のアーチフレームだけでなく、リッジポールがついているので剛性も十分。
サイズ感がかなり大きいので、ほぼタープを使う事はないでしょう。
その分設営スペースも必要となるので注意が必要です。
出典:snowpeak
キャリーバッグサイズ:86×32×34(h)cm
重量:15.5kg
対応人数:4名
■口コミ・レビュー
初めてのテントとして購入しました。大きいテントで設営に不安がありましたが、2人で1時間程度で設営ができ、慣れるともう少し早く出来るかと感じました。当然ではありますが、きちんとした作りで設営しながらよくできてるなと感じました。
使用感、デザインも良かったので長く使いたいと思います。
出典:楽天市場
3位:COLEMAN トンネル2ルームハウス
コールマンのツールームトンネルテントは、正にトンネル型というかビニールハウスやガレージのような「かまぼこ形状」が特徴です。
左右サイドに入口もあり、基本的な構造はトンネルテントの王道ですが、弧が強いので上部空間はやや狭めです。
幕体の違いでバリエーションがありますが、LDX+(ダークルームテクノロジー)を用いたものは、正に暗室のごとき遮蔽力があります。
出典:楽天市場
収納時サイズ:約72×31×31cm
重量:約16kg
材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(耐水圧2000、UVPRO,)、インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/210Dポリエステルオックス (耐水圧2000)、メインポール/アルミ合金、バイザーポール/FRP
■口コミ・レビュー
トンネル2ルームテント
初めてのキャンプに買いました。子供がまだ小さいので夫婦二人で立てれるのか不安でしたが、動画通りにすると割と手こずらず出来て、しまい方も動画通りにしたので、キレイに直せて良かったです!一人ではまだ難しいですが、大人二人で十分出来るテントサイズだと思いました。小さい子供を見ながらなので、心配でしたが、良かったです!
出典:楽天市場
4位:NORDISK(ノルディスク) アウトドア レイサ6
グランピングテントでもおなじみのノルディスク製トンネルテントです。
前室はリビングスペースとしても、寝室としても使え、その場合には6名の就寝が可能です。
ツールームテントとしては、山岳テントに近いような地に沿うフォルムで、耐風性も高く見た目の美しさも魅力です。
出典:楽天市場
タイプ:6人用、サイズ:フライシート(645×295×210cm)、インナーテント(230×280×200cm/160×280×170cm)、重量:17kg、パックサイズ:35×70cm(コンプレッションストラップ付きパックサック)
耐水圧:フライシート/3000mm、グランドシート/8000mm
付属品:ガイロープ(直径3mm ポリエステル(アルミ製ピーナツスライダー17個付き)、ポール アルミ12mmと13mm :計4本、キャノピー:アルミニウム2本、ペグ:40本(アルミニウムスクエアタイプ)
■口コミ・レビュー
撤収時の負担を考え、就寝スペース&リビング一体型の
テントを検討していました。
悩みに悩んで、レイサ6に決定。
先日初張りしましたが、ポールを通すのにやや手こずったものの
あっという間に設営でき、見た目の美しさに感動しました。
出典:楽天市場
5位:FIELDOOR フィールドア トンネルテント620
低価格のテントやアウトドア用品を多数展開するフィールドアのトンネルテントです。
寝室部分まで、上部の高さが均一なのでシェルターとしての使用時も快適。
オプションも豊富で、使いがっても上々。とりあえず買ってみたいという方には特におすすめです。
幕体の耐水圧性能や、全体的な造りはそれなりな部分がありますので、注意が必要ですね。
出典:楽天市場
サイズ:本体サイズ : (約)260cm×620cm×195cm
インナーサイズ : (約)240cm×230cm×180cm
収納時 : (約)68cm×28cm×28cm
材質:・フライシート : ポリエステル
・インナーテント: ポリエステル
・グラウンド : ポリエステル
・ポール :グラスファイバー
重量:(約)13kg
耐水圧:1,500mm以上
付属品:・テント本体×1・インナーテント×1・ポール×4・ペグ×26・ロープ×15・専用収納バッグ×1・取扱説明書(日本語)
■口コミ・レビュー
夜になって、初めてたてたので、2人でも時間がかかりましたが、後々考えるととても簡単でした。次からは、凄く設置時間を短縮できそうです。
10月下旬ですが、全然寒くなかったです。風がなかったので。
全方向に、開けれて、インナーテントが両サイドに付けれるので、好きな方向や隣りのキャンパーを気にせず快適に過ごせました。
ただ、締め切ると通気性がないので、朝、結露がすごかったです。
暑くても、寒くても快適に過ごせそうです。次の日の風も大丈夫でした。インナーテント4人は、キツそうです。結構、周りの人が観に来ました。この価格で、購入できて本当に良かったです。
出典:楽天市場
6位:TENT FACTORY(テントファクトリー) トンネル2ルーム ロング
2012年に立ち上がった、安価で手に入りやすいアイテムをリリースするテントファクトリー。
このトンネルツールームも、非常にリーズナブルな価格で、必要十分な性能と構造を持っています。
やや小型なので、3~4人ファミリーで使うのに適しています。
出典:楽天市場
インナーサイズ:幅240×奥行210×高190cm
総重量:13.6kg
メインポール材質:アルミニウム
キャノピーポール材質:スチール(175cm)
■口コミ・レビュー
コストと大きさでテントファクトリーを選定しました。あと冬キャンプをするのにスカートを重視しました。10月にさっそくキャンプで使用、いきなり雷と豪雨と風でしたが設営も問題なくできました。特にインナーが吊り点型の為ぬれずに済みました。スカートも十分機能し雨の侵入は全くありませんでしたし、当然ですが雨漏りはありませんでした。2名では十分な広さでタープの設営が無い分設営、撤収はは楽でした。気になたっ点は従来使用していたものよりは生地がが薄いかな・・ベンチレーションが無いのも気になります。また、ジオテック構造ではないので自立しない。上手くペグとステーを上手く張らないと風には弱いような気がします。
出典:Amazon
7位:North Eagle(ノースイーグル) テント アーチ2ルームテント
北海道に本社を構えるナニワのアウトドアブランド「ノースイーグル」のトンネルテントです。
トンネル型ですが、前後でテント上部の高さが違う構造なので、シェルターとして使ったときには、やや上部空間が狭く感じるかもしれません。
とてもコスパが高く、安価で手が出しやすいのが特徴ですね。
あまり、キャンプ場でかぶる心配がないのも魅力です。
収納サイズ:約22×22×62cm 重量:約7.5kg
材質: フライシート/68Dポリエステル(耐水圧1000mm) インナー/68Dポリエステル フロア/PE
メインポール/φ11mmグラスファイバー(レッドマーキング/センターフレーム用) サブポール/φ11mmグラスファイバー(前後フレーム用)
付属品:アルミニウムペグ18本、自在付ロープ8本、収納ケース
■口コミ・レビュー
このサイズでこの価格。他にはない。
全室の窓の横あたりに煙突用の穴をあけて幕内を薪ストーブで温めてみたが、標高1200mの11月の山でも、スカート部分を落ち葉でふさげば、夜も3シーズン用の寝袋で事足りるくらいには温まった。特に生地で寒さがどうとかはなさそう。ベンチレータや窓が計5つ以上あるので、空気の入れ替えも問題なく、一酸化炭素のチェッカーも一度もならず、程よい換気具合。全室にテーブルとイスを置いて、薪ストーブで調理しながら、といった使い方もできた。
出典:Amazon
8位:UJack(ユージャック) 2ルーム Bellows ベローズテント
こちらも2015年立ち上げの新鋭ブランドユージャックのトンネル型テントです。
商品情報が少なく、レビューや口コミも限られますが、サイズ感やフォルムは他のツールームトンネルテントに全く引けを取りません。
大型サイズの中では、お手頃価格なので、色々カスタマイズが得意な方や、とりあえず欲しいという方は検討する価値があります。
出典:Ujack
インナーテント/寝室サイズ:約 (長さ)230cm x (幅)315m x (高さ)175cm インナーテント/収容人数: 4~6人サイズ(大人4人+子供2人)
前室/リビングサイズ:約 (間口)244cm x (奥行)270cm x (高さ)200cm 収納サイズ:約 (長さ)80cm x (幅)30cm x (高さ)35cm 総重量:約 17.2Kg(ポール、収納ケース含む)
■口コミ・レビュー
この価格でこの大きさの2ルームとTCインナーテントはコスパ最高です。
専用グランドシート、専用インナーマット、専用ルーフシートも揃えて快適に使ってます。
ルーフシートが売り切れていたときはタープで代用していましたが、専用が手に入って使ったらシャキッとなりました。専用で揃えた方が良さそうです。前室用のお座敷シートまでは購入していません。
出典:Amazon
ツールームトンネルテントの魅力
ツールームトンネルテントは、ほかのツールームドームテントなどに比べ、更に上部空間が広く、快適な居住空間が魅力です。
しかし、ドームテントのように交差するフレームを軸としておらず、貼り縄とペグダウンに依存しているものがほとんどなので、自立せず建てるのが難しかったりするのが難点です。
ツールームテントの魅力は、シェルター内でインナーテントを使うカンガルースタイルを一つのテントで簡単に実現しているような構造で、一つのテントで全てが完結すし、結果的にスピーディーなサイト構築が可能。荷物もコンパクトになるところです。
ツールームテントは、トンネルテントやかまぼこテントと呼ばれるタイプもありますが、自立し、風にも強いドームタイプは今でもやはり最強といえます。
是非、あなたもと快適なツールームトンネル型を使ってみてください。
人気のツールームトンネルテントのまとめ
ツールームトンネルテントのおすすめアイテムや初心者の選び方、比較方法などを紹介してきました。
タープを使わなくても快適にキャンプができるツールームは、ファミリーやグループキャンプにもおすすめです。
少し建てるのが難しかったりしますが、完成してしまえば最高の居住空間を手に入れる事が出来るでしょう。
ぜひ、自分のキャンプスタイルに合ったテントを見つけてください!