週末に家族で近くの公園にスノーシューをしに行く事にしたんだけど靴は普通ので大丈夫?トレッキングシューズを買う必要があるのかな?スキーウェアは昔のがあるけど他にどんな準備が必要なの?と最初は不安になる事もあります。
結論をいうと公園などで、レンタルスノーシューを楽しむため程度であれば、特別新しく何かを準備する必要はありません。まずは、気軽に体験してみてほしいです。
公園スノーシューを始めるのに買い物は必要ない
北国で育った方なら、公園スノーシューデビューするのに新たに何か買う必要はあまりありません。もちろん、おしゃれ目的で色々そろえたいのなら、それには大いに賛成ですが。
スノーシューができる普通の靴
公園スノーシューでは、スノーシューが取り付けられる靴であれば殆どの普通の靴で大丈夫です。足が冷たくならないような靴であることと、雪が入りにくいような構造であることも重要ですが、普通に冬用として履いているもので運動ができるような靴であれば一応はチャレンジ可能です。
3,000円ぐらいで買えるビーンブーツ風シューズでも全然OK
あまり語られていませんが、意外と重要なのが「惜しくない靴を選ぶ」事です。スノーシューに靴を取り付ける金具やバンドは(ビンディング)は靴に結構な負担を強います。トレッキングシューズなどしっかりしたものを持っていれば問題ありませんが、お気に入りのスノーブーツなどで挑むと傷がついたりする事もありますので最初は惜しくない靴でチャレンジしてみてください。
スキーウェア・ボードウェアがあるならブーツカバーやゲイターも不要
雪国の方であれば、スキーウェアやボードウェアを持っている方も多いと思います。昔使っていたやつでもOKです。ウインタースポーツ用のウェアにはパウダーガードやベンチレーションがついているものが多く、多少丈の短い冬靴でもブーツカバーやゲイターを別途用意する必要はありません。
パウダーガードがついていれば、ブーツカバーやゲイターも基本不要。
手袋やネックウォーマーなどもスキー用を流用
もちろん、冬の屋外での遊びなので寒さ対策は重要です。しかし、これもいつものウィンタースポーツ用の服装でかまいません。汗をかいた後乾きやすいインナーを意識すればあとは特別用意する必要はないでしょう。
ネックウォーマーも手袋もオーバースペックは不要。いつものでOK
ポールもレンタルで
公園スノーシューではレンタル用品にポールも含まれている場合が多いです。
スノーシューのサイトを見ると色々用意が必要なように思えますが、朝思い立って行ってみるぐらいの気軽さで十分楽しめるのが公園スノーシューの良いところなので気軽にチャレンジしましょう。
出典:中島公園
公園スノーシューを楽しむ
北国の方なら子どもの頃に雪遊びを経験してると思います。スノーシューの紹介では冬の凛とした空気や景色などが魅力とされていますが、それ以外にも色々と楽しみ方があります。
夏はいけない場所にどんどん行ける
これは、立ち入りが禁止されているところに行けるという意味ではありません。
夏場は草が生い茂り虫も多く公園といえども意外と踏み入れられない場所があります。
スノーシューでは雪がこれらの障害物を埋め尽くしてくれますから、夏場はいけなかった場所に行くことができます。
遠くの景色も良いけど足元の情景がまたいいい
私はスノーシューの魅力のなかで、実はこれが一番の楽しみです。子どもの頃に見た記憶がよみがえるようでなつかしさもあります。
雪影にできた「つらら」や雪の地層、木の根本にできる雪のふしぎな空間。水場との境にある薄氷の造形や氷の結晶など、子どもの頃は身近だった世界が久々の眼前に広がります。
是非、カメラを持参で小さな世界を感じてください。
冬の遠足、外ごはん
公園スノーシューを楽しむのなら、是非おにぎりやサンドイッチとあったかい飲み物などを持って行ってみてください。風のあたらないちょっとした休憩所での食べ飲みは楽しくホットする感覚はストレス解消にもってこいです。
私は夏場のトレッキングでする休憩や食事も好きですが、冬の外ごはんの非日常感は夏場のそれをはるかに凌ぐ楽しみにもなります。
公園スノーシューで気を付けること
公園のスノーシューは比較的安全に楽しめます。しかし、札幌市内のモエレ沼公園で以前遭難するんじゃないかと思うくらいの悪天候に見舞われた事もありますので一応の地理的確認はすませておきましょう。
公園マップの確認
山じゃないからと言っても方向確認をあまりにもおろそかにしてしまうと、駐車場から遠くはなれてしまったり、思いもかけず住宅街に出てしまったりする事もあります。特に天候が悪化すると視界もいつもどおりとはいきませんので大まかな地理的確認は済ませてから出発してください。
モエレ沼公園のスノーシューコースマップ
ボラードや遊具などに注意
公園スノーシューならではの危険として、積雪によって隠されてい障害物があります。木の株などは雪に埋もれていても周辺が溶けている事も多く、見つけやすいのですが、ボラードや遊具など鉄製の障害物は見つけにくく怪我の原因となったりします。広い場所でも新雪のコースを歩く場合には注意が必要です。
他のアクティビティとの兼ね合いに注意
スノーシューをレンタルしてくれるような公園では、冬のアクティビティに歩くスキーやチューブ滑りなども提供してくれているところが多いです。アクティビティの種類によってコースや場所を区分けしている場合にはもちろんそれに従って遊ぶわけですが、歩くスキーとスノーシューのコースは一部重なったり隣接したりします。
スピードにのったスキーヤーとの接触はお互いのケガとなりますので注意が必要です。
公園スノーシューのまとめ
公園でスノーシューをレンタルしてくれる所がどんどん増えていっています。
本格的なトレッキングに比べ、気軽な散歩程度でも楽しめるのが魅力ですから、装備などは一度おいておいてまずやってみると良いかと思います。
もし、冬の野外で遊ぶような服装もないというのであれば、思い切ってしっかりした登山用のアイテムを揃えるか、ワークマンやプロノのような作業着屋さんをのぞいてみても良いかと思います。