焚き火台を使って焚き火を楽しんだ後、地面へのダメージが気になった事がありませんか?
しっかりと、コンクリブロックなどを敷いて養生した上に焚火台を設置すれば、芝生や地面への影響はほとんどありませんが、毎回キャンプ場でブロックが手に入るとも限りませんし、何より重くて扱いが大変です。

ブロックやレンガも良いけど・・・
・
そんなとき、焚き火シート・スパッタシートを持っていれば、普通のマットのように焚き火台の下に敷くだけで、熱や灰を遮断する事ができます。
また、焚き火シート・スパッタシートは、タープを熱から守ったり火の粉から保護したりと、色々な用途に使え非常に便利ですから、気になるアイテムですよね。
でも、
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、
などについて紹介していきます。
#ロゴス #キャンプ #アウトドア #ソロキャンプ #焚き火台シート
ロゴスの焚き火台シートは
お気に入りのうちのひとつ🔥🔥丈夫だし、
灰まみれになって
味が出てくるんだよな〜😆✨ pic.twitter.com/ZNFYUwgwUD— えと@🔥元消防士キャンパー👨🚒🏕🔥 (@EtoBlog) April 3, 2020
焚き火・スパッタシートの種類と選び方・比較方法!
ここでは、焚き火シート・スパッタシートの選び方・比較の4つのポイントを紹介いたします。
人気の焚き火・スパッタシートには大きくわけて、グラスファイバー製とカーボンフェルト製があります。この違いが一番大きなポイントとなります。
グラスファイバーとカーボンフェルト
焚き火シート・スパッタシートにも色々ありますが、大きくわけてガラス繊維を用いたものと、炭素繊維の不織布を用いたものがあります。
それぞれの特徴は次の通りです。
グラスファイバー製(ガラス繊維)

出典:Amazon
耐久力が高く、表面がつるつるしているものが多いです。ものによっては、折りに弱く折り目がけば立ってきる事があります。こういったケバだち部分からは、ガラス繊維が破片となって散らばり、皮膚にチクチクしたりボソボソしたりしてしまいます。
表面にシリコンコーティングを施して、このけば立ちをおさえているものもあります。
断熱効果はやや弱めです。
カーボンフェルト(炭素繊維)

出典:Amazon
とても柔らかく、ブランケットのような肌触りです。
丸めたり折りたたんだり自由で、取り回しが簡単ですが、生地に汚れが入り込み水分も吸収します。
表面が柔らかいため、こすられたり引っかけたりしたときには傷がつきやすいです。
断熱効果はやや高めです。
吸着タイプ・はじくタイプ

吸着タイプは灰が繊維に入り込む
スパッタシートは、もともと溶接や金属の切断、サンダーがけなどをするときに飛び散る火の粉を受け止めるマットです。火の粉は溶けた鉄(ノロ)で、吸着して受け止めるものと弾いて落としてしまうタイプに分かれておりますが、焚き火の熾きや輻射熱から地面を守る用途では、どちらでも問題ありません。ただし、使いがってを考えるとこの吸着タイプとはじくタイプの差が一番おおきな違いとなります。
後片付けは、パッパッとほろってしまえる「はじくタイプ」が楽ちんですが、「吸着タイプ」は水をしみこませる事ができたり、柔らかく扱いが容易だったりします。
●吸着タイプ:主にカーボンフェルト製
チクチクしない・する?
吸着タイプの主流であるカーボンフェルトはチクチクせず柔らかい肌ざわりが魅力です。
しかし、はじくタイプで良く用いられているガラス繊維(グラスファイバー)は、パラパラと飛散し、皮膚につくと刺さってチクチクする特徴があります。
これを防ぐために、ガラス繊維をシリコンでコーティングしているものがあります。
●チクチクする:グラスファイバー製(ガラス繊維)

ブランケットにもなりそうな柔らかさのカーボンフェルト
この手の焚き火シート、めっっっっっちゃチクチクする… pic.twitter.com/2Wqx7rS5vt
— 野良道具製作所/Nora Outdoor Tools (@NoraOutdoor) October 7, 2019
耐熱性能
耐熱温度は、瞬間的に耐えらえる温度と継続して耐えられる温度で表記されているものが多いのですが、焚き火の下に敷いて地面を守るために用いる場合には、そのどちらも重要です。
炭の温度は600℃~1000℃といわれますが、十分な酸素を受け赤熱している状態が高温です。
必要以上にスペックを気にする事はありませんが、表記を確認して、あまり低いものは避けるようにしましょう。
断熱性能
シート自体が高温に耐えるものは、たくさんリリースされているのですが、しっかりと焚き火の熱から地面を守れる断熱効果が高いものは、意外と少ないです。
断熱効果は、カーボンフェルトのものが高く、ガラス繊維(ファイバーグラス)のものはやや低い傾向にあります。
また、焚火シートだけを過信せず、芝生上で低い火床の焚火台を使うときなどは、レンガやブロックの併用なども視野に入れて検討する事もおすすめします。
焚き火・スパッタシートのおすすめランキング!
ここからは、おすすめの焚き火シート・スパッタシートを紹介していきます。
1位:BUNDOK(バンドック) 焚き火 シート カーボンフェルト
アウトドアブランドのBUNDOKからリリースされている、カーボンフェルトの焚き火シートです。
正方形でサイズ感がとても良く、断熱効果に優れ、こぼれた炭や灰の視認性も上々です。
1位の理由は、コスパの高さと取り回しが簡単なところで、まよったらコレを選べば良いでしょう。
人気があるので、Amazonでは入荷待ちになりがちです。ちなみに、私が購入したときも一時的に在庫切れになっていましたが、案外早く2週間ほどで到着しました。
汚れやすく水分も吸収するので、手入れの手間がネックとなります。

重 量:約140g
材 質:カーボンフェルト
耐熱温度:約700℃
2位:ロゴス(LOGOS) ミニグリル耐火・断熱シート
ロゴスの焚き火シートは定番商品でしたが、耐熱性は高かったものの断熱効果に乏しく、この耐火・断熱シートとしてリニューアルされました。
ファイバーグラス使用ですが、裏面にロゴ入りの帆布を貼ってあり断熱効果を得るように改良されています。表面がはじくタイプなので、ほとんどの汚れをはらうだけで落とせて、後片付けの手間は簡単です。
コスパが少し悪くなりましたが、地面へのダメージをより軽減できるようになったので安心ですね。
サイズ:(約)幅50×奥行35cm 収納サイズ:(約)幅17×奥行25×高さ1.2cm
主素材:ファイバーグラス(シリコンコーティング)、綿
■口コミ・レビュー
グループキャンプで使う様な大きめの焚火台で使うには小さいサイズですが、ソロ用の小さな焚火台で使う分には十分なサイズで使用にも問題ありません。収納も小さくソロキャンパーとして凄く都合の良い道具と感じました。
出典:Amazon
3位:SRECNO バーナーシート スパッタシート 2枚セット
カーボンフェルト生地のスパッタシートで、450mm角と250mm角の2枚セットです。
大きい方で、地面の保護はもちろん、小さい方はバーナーシートとしてテーブルの養生にも使えます。
もちろん、2枚重ねで芝生をしっかり養生なんて事も可能。
焚き火台の直下が最も熱を帯びますので、この2枚重ね使いはとても便利。
コスパも良く、柔らかく取り回しが楽なので、色々と使い道を模索するならこちらがオススメです。
寸法:45cm×45cm+25cm×25cm
厚み:約3mm 瞬間使用温度(℃):1300
連続使用温度(℃):700
■口コミ・レビュー
芝生の上でウッドストーブの下に灰受けを設置し
その下に二枚重ねで使用しましたがシート下は、ほんのり暖かい程度で
芝生が焦げる事なく使えました
出典:Amazon
4位:タキトラ焚き火台シート
140mm×90mmの大判サイズで、ハトメもついているのでタープの養生にも使いやすいです。
断熱効果はあまり期待できませんし、ガラス繊維特有の使いにくさもありますが、このサイズでこのコスパなら検討の価値は十分にあるでしょう。
逆に、表面がはじくタイプなので、片付けやメンテナンスが容易なのが利点です。
使用寸法:140mm×90mm
■口コミ・レビュー
滑らかで柔らかいです
思ったより大きかった
白なので汚れは目立つけど汚れている方が味があると思う派なのであえてこれにしました
グラスファイバーの事を理解して無かったですが日の下で広げたら少しキラキラが舞ったので水道で洗いました
ちょっと痒い気もするけどよくわからない
出典:Amazon
5位:DOD(ディーオーディー) タキビバビデブー
焚き火を囲うのに便利な八角形のマットで、ガラス繊維ですがシリコーン加工がされています。
収納バッグもついてきて、使いやすい焚き火シートです。
カッコ良いんですが、今期は再入荷キビシイかもしれませんね。
厚さ:(約)0.2mm 収納サイズ:(約)W33×D20×H5cm
重量(付属品含む):(約)460g
材質:ガラス繊維(両面シリコン加工)
連続使用温度:(約)250℃
■口コミ・レビュー
先日、キャンプにて使用。
同メーカー焚き火台の防炎シートして使用して来ました。
色合いも濃いグリーンなので、炭や灰が飛んでもあまり目立たないし、ツルツルした生地なので汚れも洗えて拭けて良かったです。
大きさもかなりありますし、たいていね焚き火台にあうと思います。良かったです!
出典:Amazon
6位:キャンプグリーブ 焚き火シート
収納袋やペグも同梱されている焚き火シートのセットです。
焚き火台の下に使うだけでなく、薪ストーブの煙突に巻いてテントを養生するような使い方も推奨されています。
ガラス繊維フェルトですが、シリカコートされておりチクチクしにくいように加工されています。
ロゴスとタキトラの中間のサイズ感です。
寸法:80*60*1mm
重量:280g
材質:ガラス繊維フェルト+シリカコート
耐火性能:作業温度は800度、瞬間使用温度は1500度 (検証実験データあり)
■口コミ・レビュー
初めて焚き火シートを買いましたが、サイズは少し大きめで、使用している焚火台は小さめなので、余ったスペースに薪を置いてます。焚火台からこぼれる燃えた破片など、少し多いなものだと焦げますが、まだ穴は空いてないし、芝生もしっかり保護しています。何回まで使用出来るか楽しみです。付属の袋は少し大きいので、畳んだシートを入れてから半分におると丁度サイズです。
出典:Amazon
焚き火・スパッタシートの使い方・応用
ここでは、焚き火・スパッタシートの使い方を紹介いたします。
焚き火台の下に敷く
焚き火シート・スパッタシートは、焚き火台の下に敷く事で地面や芝生などへのダメージを防ぐことができます。
ただし、過信は禁物です。焚き火シートの上で火床の低い焚火台を長時間使った結果、芝を焦がしてしまったなどという事が無いように、場合によっては煉瓦やブロックなども併用しましょう。
シートによっては、水を含ませてもOKなものがありますから、シートを濡らして敷くと耐熱・断熱効果があがります。
焚き火シートちゃんと仕事してます👍 pic.twitter.com/WUOCY9VaTh
— きこりん (@NC750XDCTLD) May 23, 2020
タープの保護・養生に使う
また、焚き火シート・スパッタシートの耐熱・断熱効果を活用して、焚き火陣幕やタープ下での焚き火でタープの養生に利用する事も可能です。
タープの下で焚き火できないかなーと、ロゴスの焚き火シートをタープに取り付けてみた
サイズが小さいので、これでは無理しないほうがいいけど、大きめの難燃シート使えばいけそう?
カラビナは好きな場所に取り付けできるし2m×2mのがあればいいかな pic.twitter.com/e1N1wBhoRu
— ハチ (@xhachix833) July 14, 2019
焚き火・スパッタシートのまとめ!
おすすめの焚き火・スパッタシートや、その選び方・使い方などを紹介してきました。
アウトドアブランドからリリースされている商品が使いやすいですが、工業用の耐火シートなどを流用する事もできます。
熱や、熾きの落下から地面を守るためには、耐熱性能はもちろん断熱効果が高いものを選びましょう。
また、コンクリートブロックなどをキャンプ場で用意されている場合には、焚き火シートを過信せず、素直にブロックを使う事をオススメします。





