キャンプで湯たんぽをつかってますが、寒さが厳しい時期には、暖かさが長持ちする裏技を実践してます。具体的には、対流を弱める事 と 保温力を調整する事です。また、湯たんぽの代わりになる100均アイテムも紹介します。
湯たんぽの暖かさを長持ちさせる裏技紹介
湯たんぽに蓄積できる熱量は、その大きさ(体積)と入れるお湯の温度によります。
しかし、お湯が入る量は一定ですし、100℃を超えるお湯も基本的に作ることが難しいので、これらを最大まで高めてしまえばその湯たんぽから得られる熱量は一定となります。
取り出せる熱量は一定となりますから、一度に取り出す量を少なくし長時間取り出し続けるようにするのが、湯たんぽの暖かさを長持ちさせるコツとなります。
対流を弱めるため、片栗粉を入れる
湯たんぽは表面からどんどんお湯のもっている熱を外に放出していきます。湯たんぽの中身はというと、お湯が対流循環し内側の熱を外側にもっていきます。通常はこのように湯たんが冷えていくのですが、お湯の粘性を高めて対流を弱める事で、湯たんぽの内側の熱を逃がしにくくすることができます。
一番簡単に実践できるのは片栗粉や洗濯のりを入れる事です。
中華の「あん」が冷えにくい事を経験した人もいるでしょう。ラーメンなども、とろみがついたスープはサラサラのスープより冷えにくいものです。
これを湯たんぽに応用します。湯たんぽに入れるお湯に片栗粉や洗濯のりを混ぜるのです。実際に研究した方もいるのでリンクを貼っておきます。
これにより、湯たんぽ内部の対流は弱くなり、暖かさが長持ちする湯たんぽをつくる事ができます。
ただ、これにはデメリットもあります。それは、湯たんぽを使い終わった後で良くすすぐ必要がある事と、湯たんぽのお湯を洗顔などに流用できなくなる事です。
保温する
通常、湯たんぽを使うときには、高い熱を必要としません。やけどしてしまいますし熱すぎて寝にくくもなります。理想的なのは、低温でほんのり暖かい状態が朝まで続く状態です。
お湯を入れたての湯たんぽをタオルなどで保温し、ゆっくり熱を引き出す事で湯たんぽの暖かさは長持ちします。深夜~明け方にかけて保温しているタオルを減らしていくと理想的な状態となります。
特に湯たんぽにお湯を入れる時は無頓着となりがちですので、専用の袋やタオルなどで湯たんぽを保温した状態でお湯を注いでください。
熱湯を最大まで入れる
湯たんぽに蓄えられる熱量はお湯の量とお湯の温度に比例します。できる限りの熱湯をギリギリまで入れるようにしましょう。ただし、製品によって決められている耐熱温度や量を超えて良いという事ではありません。使用上の注意を守ったうえで最大まで高めるという事です。
湯たんぽはプラ性をチョイス
湯たんぽにはブリキのものや銅製など種類がありますが、熱伝導が高いものほど早く冷えます。プラスチック製品は鉄製のものより熱伝導が悪いのでゆっくり温まり長時間暖かい特性があります。
私が購入したのは下記のものですが、容量も大きく立てる事ができるので重宝してます。
湯たんぽの代わりとなるもの
湯たんぽの替わりとなるアイテムを紹介します。
100均耐熱ポット
湯たんぽの代わりは、ペットボトルでもできます。しかし、耐熱温度が低いので100均で熱湯でも耐えられる密封ポットを購入すると良いでしょう。結構大型のものも100円で購入できます。
そもそも、ダイソーにはシーズンになると100円の湯たんぽも売っています。しかし、容量が少なく、長時間暖をとるには役不足となりますので、しっかりお茶などを密封できるポットのほうがおすすめです。
耐熱温度140℃ セリアで100円
耐熱ポリタンク
灯油ポリのようなポリタンクにも、耐熱温度が80℃ほどのものがあります。容量が非常に大きいので、キャンプこたつを楽しみたい方におすすめです。
キャンプこたつは、ローテーブルに毛布やシュラフをかけて暖をとるスタイルですが、耐熱ポリくらいの大きさがあれば数人で温まる事が可能です。
耐熱温度には注意しなければなりませんが、そもそも大量の熱湯をつくるのも大変ですので60℃くらいのお湯をたくさん沸かしてください。
キャプスタのポリタンクは80℃までOK
キャンプにおすすめの湯たんぽ 3選
ブリキの直火OKのものなどがもてはやされてますが、普通にバーナー+やかんでお湯を沸かしたほうが全然使いやすいです。
タンゲ化学工業 立つ湯たんぽ
ロゴス どこでもソフト湯たんぽ
協越化学 足裏湯タンポ2.2L
冬キャンプでの暖房
ストーブや焚火など、火の気で温まるのが基本ですが、テント内などの空間ではどちらのNGです。電源サイトであれば一番のおすすめは電気毛布です。朝までぐっすり眠れます。
私は今年の冬キャンプで湯たんぽを使いましたが、工夫次第で十分イケル!と実感しました。
まずは、湯たんぽを用意して秋キャンプを楽しんでみてはいかがでしょう。