キャンプではBBQメインの方でも、朝食のおかずを温めたり、夕食でお米を炊きたい、汁物をつくりたいときなど、鍋やフライパンが欲しくなるシーンがあると思います。
特に、ファミリー・家族でのキャンプだと、育ち盛りのお子さんの食事にBBQだけというのも難しく、お米を食べたいなんて言い出すこともありますよね。
飯盒やメスティンなんかで、炊飯したりするのもキャンプの醍醐味ですが、お腹を空かせたお子さんがテーブルで待っているときに、失敗しないクッカーがあれば頼もしいものです。
でも、いざ家族4人~5人向けクッカーセットを購入しようとすると
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方のためにここでは、
について紹介していきます。
キャンプにおすすめの家族4人~5人向けクッカーセットの選び方!
ここでは、クッカーセットを選ぶときに、見るべきポイントを紹介いたします。
趣味のものなので見た目で選んでしまってOKなのですが、最低限下記の項目はチェックしていおいた方が無難です。
セットの構成をチェック
出典:UNIFLAME
言うまでもなく、一番重要なのはセットの内容です。
鍋が大小2種、蓋も兼ねるフライパンの構成が一般的ですが、炊飯釜やザルなどがセットになっているものも使い勝手が良いです。
しかし、欲張りすぎてほとんど使わないものを、毎回キャンプにもっていくのであれば、それはそれで無駄というものです。荷物にもなりますしね。
フライパン料理がメインであれば、フライパンの径もチェックしておいた方が良いでしょう。
→ 専用の炊飯釜が失敗が少なくて便利。無いものでは深型の鍋を使う。
・麺などをゆでるか?
→ 深型の鍋に、水切りがあると便利。
・フライパンを良く使う
→ ファミリーだと、フライパンの径17㎝では厳しい事も。
材質を確認する
鍋やフライパンなどの材質は、主にステンレスがコスパと耐久性に優れています。
しかし、軽量さで優るチタンや、軽量さと熱伝導で優れるアルミ製なども人気があります。
チタン:高価だが、比強度が高く軽量。熱伝導はステンレスと同等かやや良い程度
アルミ:強度が不足がちで変形しやすい。熱伝導が高く焦げにくい(熱ムラが少ない)
正直、車でいくようなファミリーキャンプでは、チタンの恩恵は少なく、ステンレスかアルミ製品から選ぶのが良いと思われます。
サイズを確認する
出典:UNIFLAME
ネットショップなどの写真では、サイズがわかりにくいものです。
鍋などの深さは写真で比率をみれば見当がつきますが、径だけはしっかり確認しましょう。
デザインで飛びつくと、思ったよりも小さかったなんて事になりがちです。
4から5人向け用途であれば、20cm(200φ)以上はあったほうが良いです。
また、スタックサイズ(収納サイズ)や重量もチェックしておきましょう。
キャンプ用のファミリークッカーの初心者の選ぶポイントは?
家族で使う目的でクッカーセットを買うなら、鍋2種+蓋兼フライパンの構成で、専用のライスクッカーがついているものが良いでしょう。
クッカーセットはパッキング(スタッキング)で、ひとまとまりになるのが最大のメリットですから、「あとで買い足す」という考え方では、全て買いなおすといった結果になる可能性があります。
こだわりがないのであれば、オールインワンを選びましょう。
また、材質では手入れや管理が楽なステンレス製がオススメです。
キャンプにおすすめの家族4人~5人向けクッカーセットランキング!
ここからは、家族4人~5人・グループ向けのクッカーセットをおすすめ順に紹介していきます。
1位:ユニフレーム(UNIFLAME) fan5DX
私も15年ほど愛用しているクッカーセットです。
1位の理由とポイントはライスクッカー。これが本当にすごい。
電気炊飯器しか使ったことがなかった私でも、ふっくら美味しいお米が簡単に炊けてしまいました。
もちろん、深みのある鍋は冬の汁物で大活躍ですし、フライパンは朝・昼に重宝しています。
ライスクッカーDX:約φ210×115mm
フライパン:約φ225×50mm
ステンレス大鍋:約φ230×145mm
ステンレス片手鍋:約φ170×90mm
メッシュバスケット:約φ210×110mm材質
ライスクッカーDX:(本体)アルミニウムフッ素加工 (フタ)アルミニウム
フライパン:アルミニウムフッ素加工(板厚2mm)
ステンレス大鍋:ステンレス鋼
ステンレス片手鍋:ステンレス鋼
メッシュバスケット:ステンレス鋼
■口コミ・レビュー
5人家族のキャンプで利用。
驚いたのはこんなにも簡単に米が炊けるのかということ。
これまでの飯ごうはなんだったのかと。。
一式全てそろっているので、これがあれば調理はなんでもできる。
折り畳み式のお玉とヘラがついてればもっといいのになぁ。
同じくユニフレームの山ケトル(900ml)はこれにジャストフィットでスタッキングできます。
重さは意外とずっしり。車でないと厳しいでしょう。
出典:Amazon
2位:キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ラグナステンレスクッカー
コスパが良く、ケトルがついているのがGoodです。
取っ手など、ねじ止め箇所があるのがややわずらわしく、邪魔にもなるので若干マイナスポイントですが、トータルでかなりのおすすめアイテムです。
収納セットサイズ:(約)外径220×高さ150mm(本体のみ)
重量:(約)2kg
材質:本体・フタ・取っ手:ステンレス鋼
■口コミ・レビュー
約20年前に子供達が小学生だった頃よくキャンプに行ってて使ってました。
子供が大きくなってキャンプに行かなくなり、引っ越し時に捨てちゃったのですが、子供が結婚して孫と一緒にキャンプに行くことになり再度探して購入し直しました。
このセットで全て用が足りるので、満足なのですが、正直なところ同じ物を買うなら捨てなきゃ良かったと本当に後悔しました。 出典:Amazon
3位:キャンピングムーン(CAMPING MOON) フィールクッカーセット
ステンレス製のセットで、ライスクッカーもついてきます。
また、ボールや鍋敷きついてきますので、本格的な調理をするのに全く不足はありません。
収納袋がしっかりしており、長く使えるアイテムです。
材質: 厚製ステンレス鋼 (壁厚0.6mm、底板厚2.0-4.0mm)
■口コミ・レビュー
使いやすいセットです。小さい方のセットを買いました。以前はキャプテンスタッグのクッカーを使ってましたが、フライパンがペコペコで取っ手も熱くなりやすかったのですが、こちらのセットは厚いステンレスで持ち手が木で熱くならずとても使いやすいです。皿も薄くて収納が楽です。バックも立派でかっこいいです。
4人なら十分な大きさの鍋で、パスタも半分に折って茹でれば全然問題なく使えました。
しいて言えば、ヤカンとコップがセットに入ってたらもっと使いやすかったのになー。
総合的には焚き火でも使えるので概ね満足です。
出典:Amazon
4位:コールマン(Coleman) アルミクッカーコンボ
煮込み料理や麺湯でに便利な深型の寸胴に、ザルやライスクッカー、落し蓋もついています。
炊飯に力を入れたのか、軽量カップも付属。
収納ケースもスマートで、車内で他の荷物に重ねても問題ないでしょう。
材質:本体/アルミニウム(ノンスティック加工)、ステンレス、ハンドル/アルミニウム、スチール、シリコン、ケース/ポリエステル、内蓋/アルミニウム、ザル/ステンレス、メジャーカップ/ポリプロピレン
■口コミ・レビュー
キャンプで米を炊く為に飯盒を使ったり、朝食を作るのに使いましたが、本当に使いやすかったです!さすがコールマンって感じです。米もいい感じに炊けるし、それ程重くも無く、使いやすかったです!
出典:Amazon
5位:EZCAMP キャンプクッカーセット
コスパ抜群のエントリーモデルです。
鍋・ケトル・フライパンの他、お椀やスプーンも入っていて、これだけで食卓をまかなえるんじゃないかと思うほど。
4~5人用の15点セットがファミリーにおすすめですが、2~3人用の9点セットもAmazonのリンクで紹介されています。
耐久性が若干心配ではありますね。
中鍋:17.3*9.5cm(容量2L) お碗:3.8*13cm
小鍋:7.5*13.5cm(容量1.2L) スボンジャ:2.5*5.5cm
フライパン:14 x 8cm(容量1.7L)スプーン:2*8cm
竹しゃもじ:5.2*13cm 容器:18*4cm
総計重量:1500g パケッジサイズ:21*16*21cm(使用人数:5~6人
■口コミ・レビュー
マトリョーシカの様に複数の鍋が納まり、ナイロン袋で収納されている小型のキャンプクッカーです。先日標高が低い山で調理しながら、先輩らにご飯を振る舞いました。
軽さ、使いやすさ◎火の通りが早いことと、
この時はトマト缶とチーズ、そして生米を混ぜこぜに煮込む形で、トマトドリアを調理。やってしまったのが油を持ってこなかったので、底面が焦げ付いてしまいました。。テフロン加工の鍋を想像してると、焦げ付きますので要注意です。
ただ、帰宅後にしっかり清掃すれば長く使えそうな気がしてます。ちゃんとお焦げが取れたので★5つにしてます。
そもそもいいものを買えば焦げ付かず、より収納に優れてるなど、便利でしょうが、私は安くて味が出る商品が好きなので、これを選びました。
出典:Amazon
6位:STANLEY(スタンレー) ベースキャンプクックセット
ボトルメーカー「スタンレー」のクックセットは、3.5Lの鍋と大型のフライパンがメインですが、4人分の皿やおわん、フライ返しやおたま、まな板など、キッチンツールや食器も入っているのが特徴です。
蓋に湯切りがついていますので、4人で麺料理を食べたり、汁物を囲んだりするのに良いですね。
手の込んだ調理をしない場合には、その他の荷物を減らせるのでオススメです。
重量:約2.2kg
容量:3.5L
材質:本体/ステンレス鋼、乾燥ラック/ポリプロピレン、トライベット/シリコーン、スポーク/ポリプロピレン、まな板/高密度ポリエチレン、ボール・プレート/ポリプロピレン、おたま・フライ返し/ナイロン、フライパン/ステンレス鋼・ アルミニウム、フタ/ステンレス鋼、ストラップ/ゴム、ポリプロピレン
便利です。
調理器具と4人分の食器がワンセットにまとまっているので、とりあえず車の中に放り込んでおけばキャンプ場へ行って「あ!忘れた」なんてことが無くなります。
フライパンも鍋も充分に使えます。とは言っても、キャンプで4人分の料理を本格的に作ろうと思ったら別の調理器具を買う必要があります。
また、料理を手軽に済ませるとするならば、これよりも、もっと安くて同程度の商品がいくらでもあります。
つまり、道具としては「買うなら絶対にコレ!」という理由はありません。
しかし、このデザインやスタンレーというブランドと品質に気持ちを惹かれる人に対しては充分な満足感を与えてくれます。キャンプサイトでの統一感のある雰囲気、見栄えに対しての貢献度は高いです。
パッと見て「これいいなぁ」と思う方ならば買って損はしません。
出典:Amazon
7位:Eagle Products イーグルプロダクツ キャンプファイヤーセット
価格・コスパでみると「全くおすすめできない」セットなのですが、ステンレスに銅メッキが施されたその美しさを見てしまうと「欲しい」と素直に感じてしまいます。
行きつくところまで行ってしまったあなたに、こちらのクッカーセットはいかがでしょう?
素材:ステンレス(底部 銅メッキ)
重量:3500g
キャンプ用クッカーセットの魅力
キャンプでクッカーセットを使う大きなメリットは、スタッキングです。
ひとまとまりのクッカーで、様々な調理に対応できますし、管理が簡単になるので忘れ物もなくなります。
逆に、ばらばらとしたクッカーを上手にまとめて持ち込んだりできるのなら、安価なものでそれぞれ選んでも問題ないでしょう。
セットで購入すると、どうしてもセット内の一つだけを集中して使ってしまって劣化したり、ひとつだけ使いにくかったりしても買い替えが難しかったりと難点もありますが、特にキャンプを初めて間もない頃には、セットクッカーが便利で扱いやすいので、ワンセット購入してみるのがおすすめですね。
キャンプにおすすめの家族4人~5人向けクッカーセットのまとめ!
キャンプにおすすめの家族4人~5人向けクッカーセットを紹介してきました。
選ぶポイントは、セット内容ですが、鍋2種・ライスクッカー・フライパン付きで、径が220mmくらいのものがおすすめです。
材質は、ステンレスが長く使えますが、軽量で焦げ付きにくいアルミ製もおすすめです。
一つ、気に入ったセットに出会えれば、本当にそれだけで片付いてしまうようになりますので、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。
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