キャンプでは色々な調理が楽しめますが、スモークに興味を持たれる方も多いでしょう。
しかし、
と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方のためにここでは、
について紹介していきます。
スモークにチャレンジしてみるか。#キャンプ#ソロキャンプ#キャンプギア#キャンプ飯 pic.twitter.com/xzhC7EiRxr
— たろさ所長 (@TulossaSPR80) August 21, 2020
キャンプのスモークの簡単なやり方は?
スモークはシンプルな調理で、食材に煙をあてる事で完成します。
キャンプでは主に「熱燻」と「温燻」という種類のスモーク法がとられますが、どちらも基本は一緒で、食材に与える「熱」が違うだけです。
・スモークウッドが燃える時にでる熱と煙で調理する。
熱燻:80℃以上で、加熱調理しながら短時間で燻煙するスモークの方法
・スモークチップを炙ってでた煙と炙るときの熱源で調理する。
食材に当てる煙の量はかなり自由でお好み次第ですが、加熱調理が必要な食材は温度計などを用いてしっかり温度管理してください。
初めてスモークに挑戦するなら、断然「温燻」です。
加熱しなくても食べれる食材に、スモークウッドから出る煙を当てるだけで燻製ができますので、段ボールや深鍋などに、スモークウッドを入れて、網に食材を並べるだけでOKです。
#ダンボール燻製 の紹介1
ダンボールで網を針金で固定し燻製器の工作。風乾させた材料をのせ、サクラのウッドをスモーク。庫内温度は上がらないのでゆっくり2時間程スモーク。10 年くらい前にBBQにダンボール
で燻製作ってくれた方がいて、目からウロコ。以来燻製ワザのひとつ。 pic.twitter.com/IjHqaAL5lr— Aki Mravinsky (@Aki_Hono913) January 13, 2019
キャンプ用のスモーク・燻製に必要なグッズ・道具は?
スモークはシンプルな調理で、基本的に煙を食材にあてるだけです。
スモークウッドを使う「温燻」なら、段ボール箱に網を入れただけのスモーカー(燻製をする箱)でも、簡単に燻製をつくる事ができます。
スモークチップを使う「熱燻」でも、鍋やダッチオーブン・金属製のボールなどを使ったスモーカーでも燻製をつくる事ができます。
キャンプで快適にスモークを楽しむなら、スモーカーはしっかり選んだほうが良いですが、基本的にそれほど道具をそろえる必要はありません。
キャンプのスモークに必要なもの
スモーカーと煙のもととなる「ウッド」「チップ」があれば、あとは食材だけで燻製は可能です。
熱燻を楽しむなら熱源も必要ですが、カセットコンロで十分です。
キャンプのスモークにあると便利なグッズ
スモークは簡単にできる調理ですが、極めようとすると温度管理と食材の水分管理が重要となってきます。
そのため、スモーカー内の温度を測るための温度計や食材を乾燥させる網やドライネット・脱水シートなどがあると便利です。
キャンプのスモークのチップやウッドの使い方のコツ!
スモークで一番トラブルが多いのは、スモークウッドやチップの扱いです。
スモークウッドは火をつけたはずなのにいつの間にか消えてしまっていたり、スモークチップはなかなか煙が出なかったり発火して炎上してしまったりと失敗の要因となりがちです。
スモークウッドは小さな炭などを引火源としたり、スモークチップはチップを酸欠にすることで発火を防ぐことができます。
スモークの食材の準備と管理!
スモークを本格的にやろうとすると、塩漬け・塩抜き・風乾と手間をかけた食材の準備が必要となります。
塩漬け・塩抜き
塩漬けはソミュール液とよばれる調味液に食材を漬け込む工程で、塩抜きとは塩漬けされた食材の塩味などを均一にするため水につける事です。
これらの工程は「味」や「食感」に直結するもので、なかなか奥が深いものです。
初心者のうちや、キャンプでお手軽に燻製を楽しみたいという方は、最初から塩味のあるような食材でスモークを楽しまれるのが良いと思います。
風乾
風乾は、どのような食材でも一応はする必要がある工程です。
これは、食材の表面の水分を飛ばし、木酢液による燻製の失敗を防ぐために必要です。
チーズや水気の少ない練り物などの食材は、ほとんど常温に戻すだけで表面の水分は飛んでしまうかと思いますが、ボイルした魚介やゆで卵などは、やや時間をかけて表面を乾燥させる必要があります。
気温の低い時期であれば、ドライネットなどで陰干しするのが良いですし、冷蔵庫にスペースがあるのなら、網に乗せて庫内に入れておくだけでもOKです。
また、脱水シートをつかうのもおすすめですね。
勘違いしやすいのが、準備で食材をカラカラにする必要はないという事です。
熱燻などでは、汁気が残ったジューシーな仕上がりが持ち味だったりしますし、逆に、スモーク後に更に風乾して、切り身をとばのようにしたり、肉をジャーキーのようにしたりもできますから、食材の表面の水分を除去する事と、内部の水分はコントロールするのは別の事と覚えておきましょう。
キャンプのスモークのまとめ!
スモークの簡単なやり方や必要な道具の種類、スモークチップやウッドの火のつけ方、食材の準備と管理などについて紹介してきました。
キャンプでスモークをやるメリットは、温燻などじっくり取り組む時間があったり、熱燻を気兼ねなく思いっきり火器を使って楽しめたり、少しくらいの煙がまわりの迷惑にならなかったりと沢山あります。
キャンプめしで少し違ったものをやってみたくなったら、スモークがおすすめですね。