キャンプの焚き火で、薪に凝りだすと鉈やナイフでのバトニングだけでは満足できず、手斧やハンドアックスが欲しくなる方も多いと思います。
実際、鉈はサクッと薪に刃が入る感じですが、斧だとパリンと一気に割れる感じで、それぞれの活躍の場が違う事がわかります。
しかし、
と感じる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
ここでは、そんな方のために
について紹介していきます。
キャンプ用の斧の選び方・比較ポイント
キャンプ用に適した斧は、小型のハンドアックスになります。
ここでは、キャンプに適した斧を選ぶ4つのポイントを紹介いたします。
斧の大きさ・全長
斧の全長は長いほどパワーがあがり、太い薪でも割りやすくなります。
しかし、キャンプサイトに持ち込んで使うとなると、長さはデメリットになってきますから、バランスが重要となります。
ハンドアックスには200~380mmくらいの長さのものがありますが、300~350mmくらいの全長のものが、持ち運びもしやすくパワーも両立されおすすめとなります。
斧の重量
手斧は400g~1kgまでのものが多いですが、キャンプ用としては、軽いほうが疲れにくく持ち運びにも適しているため、有利となります。
反面、重いほうがパワーがあがり、太い薪でも割りやすくなりますので、自分の利用シーンを想定して選ぶ必要があります。
グリップの素材
多くの手斧が、ヒッコリーなどの木材を柄としております。
しかし、強化樹脂をもちいてグリップとしている斧もあり、単純に薪割だけの性能であれば強化樹脂のほうが軽く、ヘッドに荷重を持ってこれるため有利な面が多いです。
見た目の雰囲気や、ロゴの刻印などは圧倒的に木製のほうが良いともいえるので、ここは好みが分かれるところです。
刃の形状
刃の厚みが太いほど、くさびのように薪を割る力が強くなります。
また、薪に刃をくわれて抜けなくなるというトラブルも少なくなりますから、薪割の使い勝手で考えると刃の厚みがある斧のほうが性能が高いといえるでしょう。
初心者向けのキャンプ用の斧の特徴
鉈もバトニング用のナイフもなく、焚き付け用の細木を作るための刃物が欲しいというのであれば、まず鉈の購入を検討された方が良いかもしれません。
少し太めの薪をキャンプに持ち込んで、パカパカ割って焚き火を楽しみたいというのであれば、斧の出番となりますが、こだわりがなければ強化樹脂製の柄で350mmくらいの長さの斧を選ぶと失敗がありません。
強化樹脂のグリップを持つ斧は、設計上ヘッドに重心をもってきやすく、ヘッドに荷重とスピードを乗せることが簡単にできます。
迷われたときは、フィスカースかハスクバーナの樹脂グリップタイプから選ぶとよいでしょう。
キャンプ用の斧のおすすめランキング!
ここからは、キャンプにおすすめの斧を紹介していきます。
1位:Fiskars フィスカース X7
フィンランドの老舗刃物メーカーフィスカースのハンドアックスです。
有名なハスクバーナの強化樹脂グリップ斧と比べ、ほぼ同格の性能ですが、刃の厚みがありフィスカースのほうが斧としての性能は高いとAmazonの口コミにもあります。
まだ1度しか使っていませんが斧としての能力はハスクバーナH900よりも高めで、よほど硬い樹木に打ち付けなければ刃こぼれの心配はないでしょう。出典:Amazon
重量も軽く、キャンプに持ち込む斧としては最高の性能ともいえるでしょう。
重厚な木製の柄に比べると雰囲気が劣るのがネックです。
重量:600g
材質:刃部/カーボン鋼(フッ素コーテイング処理)
グリップ:グラスファイバー強化ナイロン樹脂
■口コミ・レビュー
小型の斧を探していたのですが、色々な物が有った中でこのFISKARS(フィスカース)の写真と説明を見て、カッコ良さ(特にデザイン)に目を惹かれました。製造会社を調べるとフィンランドの刃物メーカであると知りました。さすがデザインの国の品物であると実感しました。特に刃物なので安全に使用する事が大事でありその点、斧とケースが一体で収納でき安全性においても重要な選定条件でありましたのでこの斧に決めなした。送られてきた斧を手に取ってみると手のバランスは非常に良くてこの斧にして本当によかったと感じていなす。切れ味はさすが刃物メーカであり申し分ありません。斧も進化していて使いやすく、またデザインも良いモノを選んで満足していなす。Amazonで紹介指定いただいて感謝しています。
出典:Amazon
2位:ハスクバーナ ハチェット H900
スウェーデンのメーカーで、チェーンソーなどでも有名なハスクバーナ。
強化樹脂のグリップ斧としては、フィスカースよりもこちらが有名です。
価格も手ごろで使っている方も多く、定番斧の一角です。フィスカースとほぼ同等なので、樹脂グリップが良ければ、見た目の2択で選んで良いでしょう。
ハスクバーナ納車されました(斧) pic.twitter.com/uwM7smHtow
— けん@9/26まで北海道ツーリング (@highlights0009) November 2, 2019
質量:0.9 kg
ヘッドの重量:700g
材質:ガラス繊維
■口コミ・レビュー
木製手斧より良いんじゃないかな?
見た目よりずっしりしている。本来こちらの方が、木製手斧より高い筈なのに、今はこちらが半額で買える。定価が高いと言う事は、木製手斧よりきちんと作って有るんだろう。
今後こちらの商品が一般的なメジャーになるのでは無いか?良い商品である。
出典:楽天市場
3位:ハスクバーナ 手斧 38cm
芸人ヒロシが使っていた事でも話題となった、ハスクバーナの木製ハンドル手斧です。
見た目の雰囲気も良く、皮のシースも本格的。クラシックな見た目を重視される方におすすめです。
あまりにも定番なため、かぶりやすいのがネックですね。
久々にキャンプ来てる!
ハスクバーナの斧やっぱ素敵だわ pic.twitter.com/nCfYPtUxe9— zawako (@zawako4460) August 1, 2020
質量:0.6kg
専用皮ケース付き
■口コミ・レビュー
コロンビアナイフ、モーラナイフでバトニングしてましたが、なかなか割れず、終いにはコロンビアナイフの柄が折れてしまう始末…
使ってみたかったハスクバーナを使うと今までの苦労は何だったのか。
私には箱出しでも十分!
あとは手の指、足の指に気をつけながら使う必要は凄くありそう…
出典:Amazon
4位:Hultafors(ハルタホース) オールラウンド
スウェーデン海軍が用いる釘や鋲の製造を手掛けていたというハルタホース。
キャンプ用としては、より軽量なスカウトもおすすめですが、使い勝手の広いオールラウンドのほうが適しているでしょう。
手が出しやすい価格で、カッコよく、ハスクバーナほど人とかぶる可能性がないのが魅力です。
かっけー!
早く使いたーい。#キャンプ#ハルタホース#斧 pic.twitter.com/nqZnm9LxuB
— ぱっくん@キャンプ初心者 (@0LuV7AsGn0IHWoB) August 8, 2020
サイズ : 44cm
重量 : 1010g
■口コミ・レビュー
ハスクバーナの斧とどちらを買うかかなり悩みましたが、物はいい方がいいかなとこちらを購入。
箱出しではたしかにあまり鋭い刃ついていませんね、斧を研ぐのは初めての自分でも研ぎやすく、すぐに刃が着くので良い。
バランスもよく食い込みもいいので間伐作業にも使えるので使い勝手が良いですね、
一つ気になることを上げるなら、自分は手が周りより少し小さいので、ハンドルを握るとき太すぎる印象。ヤスリがけして丁度良いようにすればいいだけなんですけどね。
出典:Amazon
5位:ヘルコ クラシックライン マーク1
Helko ヘルコはドイツの斧メーカーです。
ドイツらしい重工なデザインの斧は、持っているだけで所有欲を満たしてくれるほどの質感です。
木製ハンドルの手斧としては軽量で、キャンプ用として持ち歩くのにも適しています。
ロゴがかっこいいですね。
斧キタヨ❣️ヘル子 pic.twitter.com/0GIjCiAT34
— たろん@ぬるキャン△ (@taron_26) September 4, 2020
本体重量:約0.7kg(刃の重さ/0.6kg)
素材・材質:刃/鋼、柄/木(ヒッコリー)
■口コミ・レビュー
キャンプ用の斧はハスクバーナとグレンフォシュが定番ですが、人と被るのが嫌でちょっと高いけれどこちらを購入してみました。
箱出しではあまり切れませんが研ぎをサンドペーパーで入れナイフばりにキレる様に。
ヘッドには薄いラッカー塗装の様な膜が有り使う度に剥がれていきますし、木を割ればキズも付きますしずっと鏡面のまま、というわけにはいきません。
そこは割り切って使っています。
重量もそこそこですし、何より鏡面に近いヘッドは他には中々見ないモノではないか、と思います。
勿論手斧としての役割は十二分に果たしてくれますので気に入っています。
信頼のドイツ製ですし、中々お勧めです。
出典:Amazon
6位:グレンスフォシュブルークス ハンドハチェット 413
1902年から斧を生産しているスウェーデンの鍛鉄メーカーグレンスフォシュブルークス。
刃の形からしてクラシカルな雰囲気の斧で、重量が500g以下とかなり軽いのですが、柄が245mmと短く、バランス良く設計されています。
手斧としては、最小サイズクラスに位置づけされるので、小さい斧を探している方におすすめです。
グレンスフォシュ ハンドハチェット
少し長めのワイルドライフの方が良いかもっすがとても良く割れます pic.twitter.com/yuvPhOrO1k— 目指せcamper (@sakusakare) September 22, 2020
●刃体の長さ : 80mm
●柄長 : 245mm
●斧身 : 440g
●その他 : 本革ケース付き 握り部分に滑り止め加工
■口コミ・レビュー
あまりの小ささに驚きました!使えるのか疑問でしたが?実戦使用でそのポテンシャルを体感しました。小さいながらも薪をバリバリ割ります。ヘッドの大きさは、一つ大きい斧よりも大きいみたいです。バックパッカー、ツーリングライダーには特にお勧めします
出典:Amazon
7位:カレスアンドニーベン ハンター アックス
Karesuando Knivenは、スウェーデンのナイフメーカーです。
このハンターアックスも、ナイフメーカーらしくおしゃれなたたずまいを見せますが、その分斧としてはかなり高額で、コスパが悪いのがネックです。
このクラスの斧の使用感は正直大きく差がでてきませんので、質感や見た目を優先するのであれば、選択肢に入れてみても良いアイテムです。
私はカレスアンドニーベンです pic.twitter.com/djSK83KixG
— naoto (@naoto_numata) September 22, 2020
鋼材:Sandvik 12C27 ステンレス鋼
ハンドル:ウォールナット
レザーシース付
ダイヤモンドシャープナー付
8位:ユニフレーム(UNIFLAME) TSURUBAMI 燕三条乃斧
金物メーカー出身のアウトドアメーカーが本気で作った、キャンプ斧です。
悪くはないのですが、この価格帯であれば本格的な斧メーカーのアイテムが目白押しなので、あえて選ぶ要素が少ないと思います。
バトニング用として、鉈替わりに使うのならワンチャンありかも?
燕三条乃斧ほしい、発売されたらかっちゃう pic.twitter.com/uBX6qIm6aB
— みらみらげ (@miramohu) December 13, 2018
重量:約450g
材質:刃:炭素鋼材(S50C)/ 柄:EPDM(ゴム系)
セット内容:専用シース付き
■口コミ・レビュー
届届いた翌日にソロキャンプへ出動!楢の薪を買って早速試してみたところ、太目の薪はやはり無理だったが、細めの薪をさらに細くして焚き付けにしたり、小さな焚火台用の薪を作るにはちょうどいいサイズだ。メインの斧のサブとして持つには適しているが、これをメインにするには心もとない。小さいが、バランスもよく邪魔にならないのと、地味だが潔いデザインが気に入っている。
出典:Amazon
9位:アックスナイン 斧付き 9機能搭載マルチツール
番外編です。斧としての性能は比べるべくもありませんが、(ハンマー、レンチ・ワイヤーカッター、斧、栓抜き、プラスドライバー、マイナスドライバー、爪やすり、ノコギリ、ナイフ)と様々な局面で出番があります。
鉈もバトニング用のナイフも持っていないというなら、価格もリーズナブルでカッコも良いので、ひとつ買ってみても面白いかもしれません。
よっしゃ土日‼︎
キャンプでストレス発散‼︎本日はnewギア‼︎
アックスナインを初使用‼︎初バドニングもやってみた‼︎
使用感は…(笑)
「カッコいいということがわかった」
それが正義。笑#キャンプ #趣味#キャンプ好きと繋がりたい#stilvolletools#キャンプ初心者#キャンプギア pic.twitter.com/3ri2Wzvb2q
— Mr.わいずまん(魁!!男喜屋武譜‼︎) Camper男飯〜 (@NEWWISEMAN725) September 5, 2020
■口コミ・レビュー
焚火ソロキャンプで丸一日使って見ました。
まずハンマーはテントのペグ打ちにうってつけ。持ち手が短いので手首のスナップで最後のインパクトを与えるように叩くと楽に打ち込めます。
オノですが、焚き火用に集めた木の枝を短く切り揃えるのに抜群に使いやすかったです。
直径が大体2cm前後の枝ならば、手首のスナップを使って打ち込めば難なく切れます。
それ以上のものは何度か斜めに打ち込んで切り込みを入れてへし折る感じで使えました。
これを昼・夜・朝の三食分の焚火で使いましたが、間違って地面の石を打ち付けなければ刃こぼれとかありませんね。
ナイフは、フェザースティックを作るのに十分な切れ味と耐久性があります。
この商品が一本あれば、ソロキャンプの焚き火には十分でした。
出典:Amazon
キャンプ用の斧のまとめ
キャンプの焚き火・薪割りに人気のおすすめの斧や、選び方・比較や初心者向けの斧の特徴などについて紹介してきました。
ナイフでのバトニングが流行していますが、しっかりした斧を一本もっていると幅が広がりますし、薪を割るという事に関しては作業性が全然違います。
斧は、永く使えるアイテムですから、自分の気に入ったものを一本みつけていただけたらと思います。