家でもボルダリングのトレーニングをしたい。でも、賃貸や新築でどうしても家屋に負担をかけれないという方もいらっしゃると思います。
一般的なディアウオール法は天井に、ドアフレームつっぱり法はドアフレームに負担がかかりますが、その欠点を無くした取り付け、設置方法をこちらで紹介いたします。
具体的には、このディアウォール法とドアフレームつっぱり法のハイブリッド、良いとこどりとなります。
シミュレーターの設置による家屋への負担
色々なボルダリング用シミュレーターの取り付け方法が紹介されていますが、メジャーなのはディアウォール法とドアフレームつっぱり法でしょう。
万力を使ったものは躯体に対する負担が非常に大きく、ぶら下がり健康器を使ったものは場所をとりすぎておすすめできないので割愛します。
ディアウォール法の欠点
この方法はディアウォールを用いて部屋の中に縦の支柱を2本立てて、そこにシミュレーターを設置するという方法です。床は丈夫にできてますが天井はそれほど強度がない事が多く、天井に対する負担が大きいのが欠点です。
賃貸でもDIYが楽しめるディアウォール
ドアフレームつっぱり法の欠点
ドアフレームに板をもたせてつっぱり棒で固定するこの方法は、場所をとらず非常に優れた設置方法です。しかし、全体重をドアフレームにあずける事となりドアフレームへの負担は非常に大きいものになります。
ドアフレームは過重がかかることを前提に作られていない
ディアウォール法とドアフレームつっぱり法の弱点を克服
私の取り付け方はこの両方の欠点を克服したハイブリット型になります。ダブル鳥居法とでも名付けます。
ディアウォール型の支柱を準備、つっぱり棒で保持
ディアウォールのように2本の支柱を立てます。しかし、天井にもたせるのではなく壁にもたせます。そのままでは手前に倒れてしまいますのでこれをつっぱり棒で保持します。
つまり、ドアフレームと同じようなものを自前で作ってしまうのです。
反対側の壁にも気配りを
同様に反対側の壁にも鳥居型の支柱をたてます。この二つの鳥居を両壁につっぱり棒で押しつけ保持します。これの利点は壁に対する負担が殆どなく、実際の体重は床面で支える事ができるところです。
■ダブル鳥居法の設置・取り付け方法
まず、安価で強度のあるツーバイ材で鳥居を二つつくります。床面に接する部分には保護用のゴムなどをつけると良いでしょう。
そして、強力つっぱり棒で鳥居を対面する壁に固定します。固定が終わったら、トレーニングボードを鳥居に固定するだけです。
つっぱり棒の両端にやぐら(鳥居)を設置する。
ツーバイ材の注意点
ホームセンターで山積みしてあるツーバイ材(ツーバイフォー材)はほとんどが1810mmです。
これだと手を伸ばして短すぎるので2440mmのものを買って下さい。
このタイプでかまいませんが、運搬に支障がないのならホーマックで700円未満で買えます。
ツーバイ材は入手が楽で安価
つっぱり棒の注意点
つっぱり棒は2800mmまで対応可能のものであれば、6畳間の短辺をカバーできます。
これ以上の長さは強度的に厳しくなるとおもいますので、畳の短辺3枚分の場所をめどに設置すると良いと思います。
入手しやすさと安心度でアイリスオーヤマ一択かと思います。
ディアウォールのパーツも
ディアウォール用の足は床面の保護に最適ですね。
私も次はこれを利用してみます。
ダブル鳥居法の意外なメリット
これはズバリ、室内干しにつかえるという事。洗濯物を普通につっぱり棒に干す事ができますので、嫁さんにも多少理解されるかもしれません。
ふつうに洗濯物も干せる
メトリウスのシミュレーター
私が長らく愛用してるのはメトリウスのシミュレーター3Dです。
どの用途にも使えて、スローパーもあり長く使えます。
よほど、尖った目的が無いかぎり迷ったらこれで大丈夫です。
自室でトレーニング!メトリウスの設置・取り付け方のまとめ
車庫には自作ウオールもありますが、雪国の冬では・・・
たとえ賃貸でも安心して設置できるトレーニングシミュレーターの設置・取り付け方をご紹介しました。ツーバイ材がやや重量ありますので取り扱いには注意してください。
あと電動工具が無いとかなり厳しいです。